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本日の話題~行政手続きにおける認め印廃止~

本日の話題~行政手続きにおける認め印廃止~

 

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 こんにちは!

 

今日はあんまり面白いニュースが見つからず・・・

特に神奈川県の県有地転売の話がどう盛り上がるかなぁ・・・なんて思っていたのですが、まさかのまったく記事がなく驚きました。

これは数日前の記事ですが・・・

dot.asahi.com

で、まあこの転売した成光舎とやらがまああれでして・・・

www.dailyshincho.jp

うん。あ~。

まあメディア的にはあまり触れたくないんでしょうか。

いや、邪推ですよ、邪推。すいません。

見なかったことに・・・ゴホンゴホン。

 

 

ということで取り上げたいニュースがなかったので、

今日は普通のニュース記事を持ってきました。

www.nikkei.com

いいですね。余計な感情がにじみ出ないニュースって。

というか、ニュースって普通こんなもんか。

私が日ごろ取り上げてるのは基本的にコラムですしね。

個人的な感想文がニュースサイトに乗っかるシステムがまずいって話なんです。

 

よく考えたら、昔はみんな購読する新聞や雑誌を自分で選んで買っていたのです。

だから、駄文だろうが感想文だろうが、購入する読者層が好む記事を書けば喜ばれて部数が伸びる。

未だにそんな頃の感覚で書いた記事を、ふわっとネットに流しちゃうシステムがあるもんで、全世界に恥ずかしい文章を公開する羽目になってしまうのですね。

それがむしろ炎上してアクセス稼ぎになったりするのでまあいいやって感じなんでしょう。

 

 

さて、認め印廃止の件ですが・・・

そりゃハンコ業界からは反発があるでしょう。

狙い撃ちにされて被害者みたいな気持ちになるのはわかります。

 

ただ、ハンコがいらなくなるかも・・・なんていうのは、インターネットが登場したころからずっと言われていることですよね。

政府が重い腰を上げて動き出したのが遅いくらいで、その間ハンコ業界は来たるべき構造変化に対してなにか準備してきたのでしょうか。

ビジネスというのは社会環境に合わせて形を変えるのが当たり前です。

自分たちの都合に社会環境を合わせることはできないのです。

 

たとえばタバコ。

相次ぐ増税で、私みたいな非喫煙者からするといまいくらなのかすらよくわかりませんが、業務の多角化や新技術の開発などできる限りのことをして乗り切っているはずです。

新型コロナ過における飲食店だってそうです。

3密がだめならテイクアウト。テイクアウトがダメなら出前。

置かれた環境で最大限努力するのがビジネスです。

だから、ハンコ業界の方々には同情はしますが、認め印廃止の流れについて批判する気にはなれません。

 

 

で、実はこの記事でなにより一番大事なことは、認め印の廃止は入口にすぎないということです。

「何のための認め印廃止か。」というと行政の業務効率改善のためなのです。

では、業務効率が改善すると何が良いのでしょうか。

 

・効率が上がり窓口で待たされにくくなる。

・効率が上がり少人数で業務を回せるようになる。

・効率が上がり意思決定のスピードが上がる。

・オンライン発行など利便性が向上する。

・余計な人員が不要になって行政がスリム化する。

 

まあこんなところでしょうか。

そのために、次の目標である「書面・対面の撤廃」はなんとしても達成しなければなりません。

president.jp

記事の内容は別として、公務員の給与は民間平均並みと決まっているので、

効率化で暇になっても民間の平均給与が減らないことには公務員の給与も減らないのですが、不要になった職員の数が減らされる可能性は大いにあります。

もちろんクビにはできないので枠が減るのは新規採用でしょうから、現役の方には関係ないかもしれません。

ただ、効率化できるところとできないところの差が出た場合、縮小される省庁は弱体化するようでいい気分はしないでしょう。

もしかしたら、ここから先はハンコ業界より手ごわい、公務員の抵抗にあうかもしれません。

我々国民が注視すべきはまさにここからで、今回の件ははじめの一歩ですらない準備体操くらいの話なのです。

菅総理および河野大臣がどこまで切り込めるか、見守っていく必要があります。

 

皆が物事の本質を見失って、いつの間にか骨抜きにされてしまうのはこの国ではよく見る光景です。

「○○(目的)のために、××(手段)する。」という話が、いつの間にか「××する。」ことが目的になってしまい、

意味も分からず明後日の方向に向かってしまうのを何度も目にしてきました。

「なんのための認め印廃止か。」ということを意識し、きっちり行く末を見届けていきましょう。

 

 

※ちなみに、私は公務員への恨みや妬みは一切ございません。

むしろ、国家国民の為に日々頑張って働いてくださっている方々には頭の下がる思いです。

官民の隔たりなく、国を想う国民は国家の宝です。

すべての国民が少しでも良い国に暮らしていけるように、官民で力を合わせていきましょう。