本日の話題~学術会議問題③~
本日の話題~学術会議問題③~
こんにちは!
学術会議関連でいくつか記事が挙がってきていました。
政府として違法性がないように「解釈変更はしていない。」を押し通したうえで、
国民からの声に応える形で学術会議の在り方について検討がなされ始めたようですね。
やっぱり、例の任命拒否の件はわざと話題になるようにそうしたような感じがします。
日本学術会議というものにスポットライトを当てるための荒療治で、
政府の第一目標はそこにあったのでしょう。
だから、しんぶん赤旗さんのいう”論点ずらし”はまあその通りなのですよ。
最初から政府の推したい論点は”任命権”の部分ではなかったわけです。
任命拒否と言う撒き餌にまんまと飛びついてしまったがために、
学術会議の閉鎖性や利権体質などが明るみに出てしまって、正直焦っているでしょう。
だから、何とかして論点を戻さなければ、政府の思うつぼ・・・実質敗北でしょうね。
で、どうにかこうにか抵抗するために、お得意の「世界」とやらを持ち出してきました。
でもねぇ。
逆に言えば研究者が国に養われてるってほうがどうなんでしょうね?
学問の独立性とかうんぬんかんぬん言うなら、それこそ非政府組織として活動すればいいのではないでしょうか。
ただ単に「提言」する機関ですから、学術の発展に寄与するかというと・・・はて。
政府のやり方が強引なのは確かなのですが、
こうやって荒療治でもなんでも無理やり表に出してこないと既得権益なんて壊せないのは事実です。
賛否は分かれますが、戦略としては上出来だったのではないでしょうか。
というのも、政府にはある程度権力があるのは間違いないのですが、
民主主義国家である以上は民意を無視した強権は必ず自らに返ってきます。
ですから、多少回りくどくても世論を味方につけるように動かなければいけません。
逆に言えば、悪事の為に民意を利用する政権だってありうるのですから、
政府のやっていることが本当に我が国の為になるのか、見極める必要があります。
今回はいまのところ政府がなにかを変えようとしていることは理解できますから、
あとはどう変えていくのか、本当にそれで問題ないのか、よく確かめなければなりません。
さあ、これからどういう形に落ち着いていくのでしょうか。
今後も、この学術会議問題は目が離せませんね。