本日のいけないニュース~2020年アメリカ合衆国大統領選挙~
本日のいけないニュース~2020年アメリカ合衆国大統領選挙~
おはようございます。
大統領選挙、ややこしいことになってます。
我々日本人にとっては無関係ではないものの介入できない問題ということで、
私としては静観の構えでしたが、どうにも旗色のはっきり出たメディアが多く困ったものですね。
日本人向けにアメリカ大統領のネガキャンをしても何の意味もないというか・・・。
まあメディアの中の人たちも感情優先で動いているようなイメージです。
さて、本日目に留まった「これはいかんね~」という記事はこちら。
いや、実際はほかにもいっぱいあるんですけどね。
はい。
まず、タイトルがいけませんねぇ。
記事の流れとしては、
①大統領選挙は思いのほか接戦で結果がいまだに確定していない。
②ただし、郵便投票分を計算するとバイデン氏有利な情勢に思われる。
③トランプ氏は一方的に勝利を宣言した。
④トランプ氏は集計に不正があるとして裁判所に訴え出るようだ。
⑤これは「民主主義を踏みにじる行為」という批判が出ている。
というものですね。
ん?
どこにバイデン氏の”薄氷の勝利”がありますか?
・集計は続いている。
・法廷闘争も辞さない構え。
この二点を考慮すると勝利は確定していません。
トランプ氏に対して一方的に勝利を宣言したと非難する割に、自分はバイデン氏の勝利を一方的に宣言するって・・・。う~ん。
バイデン氏勝利を既成事実化し、駄々をこねるトランプ氏というイメージを先行させたいという思惑が透けて見えますね。
それから、『さらに根拠を示さずに、「極めてけしからぬ一団によって選挙が盗まれつつある」と主張、「これは国民に対する詐欺行為だ」と主張した。』のところ・・・
まあ確かに根拠を示していないのは事実なのですが・・・
根拠と思しき情報、つまりウィスコンシンやミシガンで起きたことに一切触れないのはいかがなものかと思います。
もちろん、それだって不正が確定しているわけではないのですから、決定的証拠としてしまうのは間違いなのですが、
まるで根拠もなく妄言を垂れ流しているかのように記述するのはどう考えても公正ではありませんね。
あとは、最後のところ。
「CNNが批判している。」という情報。
確定していない事実について、特定の誰かの個人的(まあ組織ですが)意見をたった一つ取り上げるというのは、どうみても思想誘導的ですね。
いうなれば、「この問題について抗議したい人はこう言ってください!」というお手本を示すような形です。
確定している事実ならまだしも、確定していない事項についてこのようなやり方をするのはいけません。
どうせならトランプ氏を擁護する意見も載せれば公正だと思いますけど、擁護のお手本を示すわけにはいかないからしかたないんでしょうね。
ということで、この記事を公正なニュースに修正してみます。
2020米大統領選挙、混迷続く。
①大統領選挙は思いのほか接戦で結果がいまだに確定していない。トランプ氏有利の情勢が傾いてきたようだ。
②しかし、トランプ氏は「われわれは勝利するし、はっきり言ってすでに勝った。」と発言し、集計に不正があるとして裁判所に訴え出る公算である。
③ウィスコンシンやミシガンでは終盤にバイデン氏の得票が極端に増えるなどしていたり、郵便投票の仕組みにも疑念を抱く人がいることは確かで、そういったことがその発言の背景にあると思われる。
④ただし、郵便投票や不在者投票の票数ではバイデン氏有利と考えられており、それが反映されただけの可能性もあるため、必ずしも不正があったとは断定できない状況である。
⑤どうやら正式な結果が出るまでひと悶着ありそうで、国際社会に与える影響が懸念される。
こんな感じでどうでしょうか。
あ、ちなみに郵便投票でバイデン氏有利というのもそう”考えられる”程度で、
本当は特に明確な根拠も示されていなかったりしますよね。
コロナを恐れる民主党支持者は郵便投票を多く利用するはず・・・くらいの話です。
とにかく、結果が確定する前にアレコレ言うのはポジショントークと変わりません。
みんな感情が先行して先走りすぎなのです。
先に大きな声を出したほうが勝ち・・・って子供の喧嘩じゃないですか?
ちゃんとした大人なら、机上に情報が出そろってから議論しましょうね。
最後に、参考までにその他のニュースでも・・・
比較的公正だと思いますが、『事実上、大統領選で投票した有権者の票を無効化する宣言であり、「民主主義の否定だ」として共和党内からも大きな反発が出ている。』の部分は本当に不正がなかったことが確定されるまで言ってはいけないことです。
そこそこ頑張ってますね。
でも、不正の疑惑を二重封筒問題という”手違いによる無効”の話に限定しているのはよろしくないです。
それから、気持ちはわかりますが、本質的にはなんの関係もないコロナ対応失敗の話をブッこんでくるのはどうかと思います。
一見筋が通っていそうで、まったく無関係です。
トランプ氏がコロナ対応で失敗したか如何かに関わらず、選挙は公正に行われなければいけません。
公正ではない可能性が考えられるなら、修正して然るべきです。
コロナ対応失敗のハンデは選挙の仕組みで背負うのではなく、有権者の公正な投票行動によって背負うのが民主主義です。
あ~~。実に惜しい・・・。最後の情報いらないっすね。
むしろ、少なからず数えなおしで票が変わったことがある・・・それが問題じゃないですか??
有権者の票が勝手に変えられて、訴えなければ判明しなかった・・・。
そんな選挙私は嫌です!
131票すら間違っちゃいけないのが選挙でしょ。
131票がありうるなら2万票だってあるかもしれませんよ。
なぜ不正の可能性が考えられるのか取り上げているあたりなかなか良いです。
ただまあ優勢(しかもその後結構雲行きが怪しい)というだけで他人を批判するのはあまり良識のある態度とは思えません。
批判が的外れになる可能性もありますから、結果を見届けてから発言を考えてください。
以上です。
正直なところ、常識的に考えると大がかりな不正ができるとは思えません。
というかできたらやばいって話なんですよ。
そんなガバガバな選挙を当たり前のようにしれっと実施されたら有権者はたまったものではありません。
でも、常識が通用しない人が世の中にいるのも確かな話で、疑惑があるならしっかり検証しなければならないでしょう。
「たぶん大丈夫っしょ!」で世の中を動かすわけにはいかないのです。
不正があったと訴える人がいるなら、調査して真実を明らかにする。
そしてひとたび結論が出たなら、どちらもそれを尊重する。
それが本当の意味での民主主義ですから。
どうなりますか、見ものですね!
よそ様の話なのでひとまず様子見ですが、これがもし自分の国の話なら悠長なことは言っていられませんけど笑