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本日のいけないニュース~2020年アメリカ合衆国大統領選挙②

本日のいけないニュース~2020年アメリカ合衆国大統領選挙

 

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こんにちは!

 

報道ではもう「トランプは過去の人!これからはバイデン様の素晴らしい治世が始まるのよ!」って感じの雰囲気がすごいですね。

 

まあバイデン氏にケチをつけるわけじゃないんですが、一部メディアがまるでお花畑で笑っちゃいます。

そういや我が国で民主党が政権とった時もそんな感じでしたかね~。

 

内心で誰を応援してようが構わないのですけど、本当に「読書感想文かよ・・・」ってくらいの稚拙な駄文を垂れ流してるのを見ると、

メディアってなんだかな~って思っちゃいますよね。

 

逆にトランプ氏擁護の意見にも荒唐無稽なものがたくさんあって、それを全部信じてる人なんか見るとちょっと・・・

なんだか人間というものへの信頼が揺らいできますよ。

 

 

自分自身も、戒めないとですね。

私が公正さを見失ったときはどうぞ気軽にお声掛けください。

 

間違ったことは認めます。

意見の相違はひとまず議論しましょう。

 

 

 

さて今日のいけない記事はこちら。

president.jp

記事の流れはこう。

①バイデン氏は「トランプ氏じゃないほう」という消極的支持を得たように見える。

②しかし、バイデン氏の勝利の裏にある深謀遠慮のコミュニケーション戦略が功を奏したという側面は見逃せない。

③「控え目で、目立つことができない人が成功を収めるためのコミュニケーション戦術」について考えてみたい。

④寝ぼけたジョーというイメージを煽ってくれたせいでギャップ戦略が功を奏した。

⑤トランプ氏の挑発にも乗らず失敗を引き出す、という戦略は奏功した。

⑥「邪悪な皇帝」への怒りと恐怖をあおり、「平和を求める戦士たち」の覚醒を試み、そのうえで、心を揺さぶる演説を行った。

⑦だが、それだけで米国の団結を取り戻せるほど、生易しい事態ではないことは明らかだ。

 

 

 

うむ。

 

荒唐無稽な話ではないです。

ところどころ感情が見え隠れし、むやみに断定口調を使用してしまったのがいただけないところですが、

たしかにバイデン氏の戦略はトランプ氏の自爆を誘うしたたかなものだったのかもしれません。

⑥と⑦の間に「控え目で、目立つことができない人が成功を収めるためのコミュニケーション戦術」についての総括があるとわかりやすくなるし、

⑦が本文ではなくあとがきのようなものとして作用することでうまくまとまるのではないでしょうか。

 

 

ただ、タイトルをつけたのは誰ですか?

バイデン氏の勝因を語る記事に、「トランプ氏の敗因」?

素直に「『寝ぼけたジョー』と呼ばれたバイデン氏はいかにして勝ったのか。」というタイトルにするのが妥当でしょう。

バイデン氏支持者を焚き付け、トランプ氏支持者を煽るようなタイトルは内容にそぐいません。

 

こういうタイトルを見たとき、焚き付けられたほうは「筆者は我々の味方だ!」、煽られたほうは「筆者は敵だ!」というフィルターがかかった状態で記事を読みます。

そうすると、筆者の伝えたかった内容が正確に伝わらないのです。

 

そして、ここからは完全に推論になりますが、タイトルと小見出しは編集側でつけたような印象を受けます。

実は、本文だけ読めば、「暴言・虚言・妄言をばらまき、ヘイトをあおることで」や「多くの人の心を揺さぶった。」といった部分に筆者のスタンスがにじみ出るくらいで、それほど刺々しい表現はありません。

そして、たしかにトランプ氏は根拠に乏しい発信をすることもあるので、そういう見方をすることについて理解はできます。

にも関わらず、なぜか小見出しにはやたら煽るような表現が使われており、違和感を覚えるのです。

(試しに、タイトルと小見出しを無視してフラットな気持ちで読んでみてください。印象変わりますよ。)

 

それが垣間見えるのが、本文では発言の引用部分を除き、「バイデン氏」「トランプ氏」と表記されているにも関わらず、タイトルや小見出しでは「ドナルド」「バイデン」と呼び捨て表記にしていることです。

一か所USA Today紙の引用のあとで誤って「トランプ」としてしまった部分が見受けられますが、これは引用中で多用したことからうっかり忘れてしまったように見えます。

 

それに、本文中で①、②、③と順番に列挙されているのに、②と③の間にだけわざわざ小見出しを挟むのも普通はしないでしょう。

見出し以下の文章というのはひとつのまとまりですから、①、②のまとまりの外に③があるなんて違和感しかありません。

早稲田、ケンブリッジ大学卒の筆者がそんなところに小見出しを入れるとは信じがたいです。

 

それから、私がこの記事を最初に読んだのはグーグルニュースから飛ばされた@niftyニュースだったのですが、

そこでは「①「秘すれば花」のギャップ戦略能の大家、世阿弥の言葉に~」や、「②徹底的に敵失に乗じるトランプ氏の最大の敗因は、~」のように、

改行も見出し化も拡大もされずに文章の一部のように表示されていて、ちょっと意味不明な状態でした。

https://news.nifty.com/article/magazine/12179-854557/3

せっかく頑張って書いた文章がこんな表示で出されたら・・・僕は泣きますよ。

(システム上仕方ない可能性もありますけど、だからと言ってよくありません)

 

あと、極めつけは使われていた画像ですね・・・。

これは十中八九編集が選んでいるでしょう。

そりゃ放送とは関係ないかもしれないけど、一応放送禁止用語なんでそこんとこよろしくね!

学生みたいなノリで写真選ばないで。

 

 

とまあ、PRESIDENTさんの程度がよく分かるお話だったわけですが、

私なら二度と原稿出しませんよ。

でもこの方結構PRESIDENTさんに記事出してるようなので、あんまり気にしてないのでしょうか。

それとも、タイトルや見出しの内容が本意で、諸々打ち合わせ済みなのですかね?

 

もしそうならすみません。

勝手な邪推でいろいろ書いたことになってしまうので、本当に申し訳ないです。

私的にはPRESIDENTさん共々「いけない」扱いにしなければいけなくなりますね。

 

 

 

今回の件はたしかに推論に過ぎませんが、ほかの場面でも、発言や文章を捻じ曲げて伝えようとするメディアには日々うんざりしています。

自分でソースを当たれば解決することも多いですから、これからは鵜呑みにせず調べてみる姿勢が求められるのでしょう。

 

 

メディアの皆さん、お願いですから、

恣意的な切り取りや誇張などはやめて、正確な情報を国民に伝えてくださいね!

だんだんそれに気が付く人、増えてますよ!